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2021.07.09

結婚式におけるご祝儀の意味と贈る金額の相場

以前は人生の大きなお祝い事の際に、お世話をしてくれた人への謝礼の意味を持っていたご祝儀。今は、結婚や出産をする人に贈るお祝い金の意味として定着しています。まず初めに、ご祝儀の意味とお祝い金の相場を紹介します。

ご祝儀は新郎新婦へ贈るお祝い金

結婚式におけるご祝儀とは、主に招待された人が結婚するふたりへのお祝いの気持ちを表すために、ご祝儀袋にお金を入れて渡す習わしのこと。ご祝儀という言葉には、人生の節目や慶事の際にお祝いとしての金品を贈る意味もあります。

ご祝儀は割り切れない奇数の金額を選ぶ

ふたりが末永く良い関係でいられることを願い、割り切れない奇数の数字である3万円、5万円などを包みます。ただし、割り切れる数字の8万円は末広がりを象徴し、縁起をかつぐ数字のため、結婚祝いにふさわしい金額とされています。
また、4と9は日本では縁起の悪い数字として扱われるので、お祝い事では避けましょう。なお、10万円以上になると、偶数奇数にこだわらず包んでも問題はありません。
ちなみに、ご祝儀の金額は3万円が基本です。しかし、兄弟姉妹などの親族や会社の部下などに渡す時は、3万円に上乗せして包むこともあります。
<渡す相手別の金額相場>
  • 友人、知人:3万円
  • 上司:3~5万円
  • 親族:5~10万円
披露宴に夫婦で出席する際は、ふたり分を合算した金額をご祝儀として渡します。夫婦連名のご祝儀は、披露宴の食事代や引出物の費用を考えると、ベースとなる3万円×2人分で、6万円を包むのが妥当です。
しかし、前述したように偶数の6万円ではなく、奇数の5万円を包むと良いでしょう。人によっては5万円のご祝儀にお祝いの気持ちをプラスして、1万円相当の物を渡す、または7万円を包むこともあります。

【結婚式のマナー】ご祝儀袋の選び方

文房具店、コンビニエンスストア、スーパーなど、ご祝儀袋は比較的身近な場所で売っています。渡す相手にふさわしいものを選ぶためには、水引の結び方やご祝儀袋の種類もチェックしておく必要があります。ここでは、結婚式のご祝儀袋の選び方を紹介します。

ほどけにくい結び方の水引を選ぶ

(左)結び切り (右)あわじ結び
結婚は一生のうちに1度きりであることを願い、水引は結び切りやあわじ結びなど、ほどけにくいタイプを選びましょう。お祝い事の水引に多い蝶結びは、ほどけやすい結び方のため結婚祝いでは使用しません。
また、水引の色は紅白や金銀が多いです。本数は「喜ばしい出来事が重なる」という意味を込めて、通常のお祝い事の倍、10本が使われます。

包む金額とご祝儀袋の格を揃える

ご祝儀袋には格があるので、包む金額に見合ったものを選びます。通常よりも金額を多く包む場合は、装飾が豪華なものが適しています。包む金額に応じたご祝儀袋の特徴は、以下の通りです。
■1万円を包む場合
水引が印刷されたご祝儀袋。使用するシーンは、結婚式を欠席した時などです。
■2~3万円を包む場合
水引と、のし(封筒の右上にある飾り)が付いたご祝儀袋です。
■5~10万円を包む場合
紅白の装飾が付いている、もしくは上質な和紙が使われているなど、華やかな印象を与えるタイプが適しています。3万円のご祝儀袋よりサイズは少し大きめです。

相手に応じてご祝儀袋を選ぶ

渡す相手に応じてご祝儀袋を選びます。職場の上司、年上の人の結婚式では、正式な白のご祝儀袋を選ぶのがマナーです。友人や同僚には色柄の入った、格式ばらないご祝儀袋を選んでも良いでしょう。

【結婚式のマナー】ご祝儀袋にお金を包む際のポイント

お札の種類やお金の入れ方に配慮した上で、ご祝儀袋にお金を包みます。ご祝儀袋は、袱紗と呼ばれる布に包んで結婚式当日に持参するため、袱紗に関しても併せて確認しておきましょう。

ご祝儀は新札を選ぶ

「ふたりの結婚式を楽しみにしていました」といった意味を込めて、お祝い金は新しいお札を使います。新札の両替は銀行や郵便局で行えますが、平日のみの受付のため注意が必要です。 結婚式は、土日祝日に行うケースが多いので、当日になって新札がないという事態にならないよう、前もって準備しておきましょう。

お金は中袋・中包みに入れ、上包みで包む

お祝い金は、中袋か中包みに入れた後に上包みで包みます。中袋は封筒型なのでお金をそのまま入れるだけで済みますが、中包みは半紙サイズの紙で包むため、正しい包み方を理解しておく必要があります。多くのご祝儀袋は上包みの他、中袋や中包みも一揃いで販売されています。もし付属していなければ、別に準備してください。
ちなみに、水引が印刷されているご祝儀袋は、封筒にそのままお金を入れるだけなので、中袋や中包みは用意しなくて大丈夫です。

ご祝儀を持参する時は袱紗に包む

ご祝儀は封筒のままではなく、袱紗(ふくさ)に包みます。袱紗とは、結婚式のご祝儀などの金品を運ぶ際に包む布のこと。バッグの中に入れたご祝儀袋の形が崩れるのを防いだり、汚れから守ったりする役割があります。
袱紗は、お葬式など弔事の際は寒色系、結婚式など慶事の際は赤やオレンジなどの暖色系が適しています。ただし、寒色系でも紫に関しては慶弔両用で使える色です。

【結婚式のマナー】図解で解説!お金の包み方

中袋や中包みの入れ方、上包みの包み方は決まりがあります。ご祝儀袋を保護する袱紗についても、正式な包み方があるので併せて覚えておきましょう。

中袋の入れ方

(左)ご祝儀袋 (右)中袋
中袋は封筒型になっているので、お金をそのまま入れて問題ありません。この時、お札の肖像画を上にします。種類の違うお札を包む場合は、金額の高いものを1番上にするのがマナーです。例えば、1万円札と5千円札を入れる時は、1万円札を上にして次に5千円札を入れます。

中包みの入れ方

ご祝儀袋を購入した際に付属されている中包みは、すでに折られている場合がほとんど。お金を入れてから、折られていた通りに戻すだけで大丈夫です。自分で準備する際は、半紙サイズの白い和紙に包みます。
<包み方の手順>
  1. 半紙サイズの紙を裏面を上に向けて広げ、その上にお札の顔側が見える状態で置く
  2. お札の下側に沿って谷折り
  3. お札の端に合わせるように左側→右側の順に折る
  4. お札の上側に合わせて谷折りする
  5. 余分な紙は内側に折る
  6. 折り返しの空きが左になるように整えて完成
基本的に、中袋や中包みの封はしなくて問題ありません。ただし、包むお金が高額の時は封筒を閉じます。その際は、糊付けした部分に「封」や「〆」と記載してください。

上包みの包み方

中袋や中包みは、仕上げに上包みで包みます。
<上包み(たとう折り)の手順>
  1. 上包みの裏側の中央に、中包みや中袋の表を正面に向けて置く
  2. 左側、右側の順番に折る
  3. 裏返して、上側を山折りにする
  4. 折った部分に重なるように下側を折る
  5. .表に返したら、水引を通して完成

袱紗の包み方

袱紗には、正方形の布でお金を包む正式なタイプと、挟むタイプ(金封袱紗)の2種類があります。
挟むタイプは略式で、中のポケットにお金を入れられるようになっています。右開きした時に、ご祝儀袋の文字が見えるように入れるのがポイントです。
<包むタイプの袱紗の包み方>
  1. 袱紗を広げ、中央より少しだけ左に寄せた場所に封筒を配置
  2. 左側の布をかぶせる
  3. 上側、下側、左側の順で内に折る
  4. 余った布は裏側に折る

【結婚式のマナー】ご祝儀袋の渡し方

ふたりの結婚をお祝いするために用意したご祝儀は、結婚式当日に受付で預けます。しかし、兄弟や親しい友人など、相手によっては結婚式の前に直接渡すことも。ここでは、ご祝儀の渡し方を説明します。

①結婚式当日に受付で渡す

受付で渡す時は「本日は誠におめでとうございます」などと係の人に挨拶をします。次に「〇〇さんと同じ職場の〇〇と申します。この度はお招きいただきありがとうございます」と、新郎新婦との関係性、お呼ばれのお礼を言い添えると良いでしょう。
そして、袱紗からご祝儀袋を出し「ささやかですが、お祝いのしるしです」と伝えて渡します。

②結婚式の前に直接渡す

新郎新婦と親しい間柄であれば、直接会ってお祝いの気持ちを伝えたいですよね。そのような時は、前もってご祝儀を渡す方法もあります。遅くても、結婚式の1週間前までに渡すのが望ましいでしょう。会うタイミングは、新郎新婦の都合に合わせる配慮を忘れずに。

ふたりへのお祝いの気持ちを込めて、結婚式のご祝儀を贈ろう

年齢を重ねるに連れ、結婚式に招かれる機会が増えていくため、今後のためにもマナーをしっかり理解しておくと安心です。ご祝儀を贈る時は、包む金額に適したご祝儀袋を選ぶのを忘れずに。お金の入れ方や包み方に気を配ることで、お祝いの気持ちを十分に伝えられます。夫婦として新しいスタートを始めるふたりの幸せを願って、心を込めてご祝儀を贈ってくださいね。
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