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式場選び・ブライダルフェア

2024.01.29

挙式とは?挙式スタイルの種類や披露宴との違いを徹底解説

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挙式とは、新郎新婦が結婚を誓い合う儀式のことです。しかし、挙式が具体的に何を指すのか詳しくわからないという人もいるかもしれません。挙式についての理解を深めることで、より自分達らしい結婚式を叶えられるでしょう。今回は挙式と披露宴の違い、挙式スタイルの種類、選び方などを解説します。

挙式の基礎知識

結婚式に関する用語として“挙式”と“披露宴”がありますが、これらの意味は異なります。まずは挙式に関する基本的なことから見ていきましょう。

挙式とは

挙式とは、新郎新婦が結婚を誓い合う儀式のことです。各宗教における神の前、または立会人の前で夫婦になることを誓います。「ふたりで幸せな家庭を築いていくことを誓いますか」という新郎新婦への問いかけに対して、「誓います」とふたりが答える場面は挙式の中で特に感動的なシーンです。

披露宴との違い

結婚を誓い合う挙式に対し、披露宴は自分達が結婚したことを親族・友人・同僚など、関係性の深い人にお披露目をする場です。披露宴では、会食しながらの歓談、スピーチ、余興などを行います。
ちなみに、結婚式という言葉は挙式・披露宴の総称です。ただし、カップルによっては挙式のみ、または披露宴のみを行う場合も。また、海外で挙式し披露宴を日本で行うなど、実施タイミングを分けるパターンも見られます。

挙式スタイルの種類と特徴

挙式のスタイルは1つではありません。いくつかの種類があり、それぞれ全く異なる特徴があります。ここでは、それぞれの挙式スタイルの特徴を紹介します。

教会式

教会(チャペル)で行われ、牧師が挙式を執り行います。キリスト教徒でなくとも、このスタイルで挙式することは可能です。
キリスト教の教会では、事前の礼拝などを行うことで信者以外も挙式できる場合があります。結婚式場やホテルにある結婚式専用のチャペルは、宗教にかかわらず使用可能なところが多いでしょう。
撮影:アルカンシエル luxe mariage 大阪
大聖堂を思わせる西洋風の造りや長いバージンロードなど、教会のロマンティックな雰囲気に憧れを抱く花嫁も少なくありません。参列者に関しても、親族の他、友人や同僚など、新郎新婦が参列してほしい人を招待しやすいスタイルです。衣裳は新郎がタキシード、新婦はウエディングドレスを着るのが一般的です。

神前式

神社や神殿が併設されている結婚式場・ホテルで行われます。日本に古くから伝わる挙式スタイルで、神職が挙式を執り行います。家同士のつながりを重んじるため、神社で神前式を行う場合、参列者が親族のみに限定される場合も。一方、結婚式場にある神殿で挙式する場合は、親族だけでなく、新郎新婦が参列してほしいと考えるゲストを呼びやすいでしょう。
神前式における衣裳は新郎が紋付き袴で、新婦は白無垢や色打掛などです。

仏前式

寺院(どちらかの家の菩提寺)の本殿、または自宅の仏壇前などで行われます。なお、仏前式の挙式を行える結婚式場やホテルの数は多くありません。
仏前式は、親族のみ参列することが多い挙式スタイルです。挙式は僧侶が執り行い、祖先への結婚報告や仏への感謝とともに、来世までの巡り合わせを誓います。もしも新郎新婦それぞれで宗派が違う場合は、籍に入る側に合わせることが多いでしょう。
また、仏前式の挙式における衣裳は、新郎が紋付き袴、新婦は白無垢や色打掛などです。

人前式

教会式、神前式、仏前式などと違い、挙式する場所が特に決まっていない自由なスタイルです。宗教に関する決まりもなく、参列者が立会人となり、その前で新郎新婦が愛を誓い合います。
人前式は、挙式の内容に関しても特に定義がありませんので、自由な演出が可能です。衣裳はウエディングドレスでも和服でも構いません。なかには自分たちらしいカジュアルな衣裳を選ぶ新郎新婦もいます。

挙式スタイルの選び方

挙式スタイルにはさまざまな種類があるので、どれにしようと迷うかもしれません。自分達が「挙げたい!」と思う挙式スタイルに辿り着けるように、ここでは挙式スタイルを選ぶ際のポイントを紹介します。

挙式の雰囲気で選ぶ

挙式スタイルに迷った時は「どのような雰囲気の中で挙式を行いたいか」を考えてみてはいかがでしょうか。例えば、厳粛な雰囲気を希望するなら教会式や神前式が、カジュアルな雰囲気にしたいなら人前式がおすすめです。

挙式の演出で選ぶ

挙式において「この演出は絶対に行いたい」という強いこだわりがあれば、それを基準に選ぶのも1つの方法です。例えば、神前式の「参進の儀(花嫁行列)」を行うのが憧れだった場合には、神前式を第一候補として考えると良いでしょう。
その他「親と一緒にバージンロードを歩きたい」と考える人には、教会式または人前式がマッチします。また、挙式は神前式で行いたいけれど、親にバージンロードのエスコートもしてもらいたかったなと思う場合には、披露宴で親へのサプライズ演出として「宴内人前式」を取り入れるのもおすすめです。

一つの理想を選ぶことで、何かが出来なくなってしまうなと思ったときには、ふたりで悩まずに、式場スタッフに相談してみると打開策が出てくることもあるので、悩みを打ち明けてみましょう。

衣裳で選ぶ

撮影:アルカンシエル luxe mariage 大阪
挙式スタイルによって新郎新婦の衣裳も大きく異なります。挙式で「この衣裳が着たい!」という憧れがあるのであれば、それを基準に選ぶのも良いでしょう。
ウエディングドレスを着てバージンロードを歩くことに憧れているなら教会式、白無垢で日本の伝統的なスタイルを体験したいなら神前式や仏前式が適しています。また、カジュアルなドレスなど、自由な衣裳で愛を誓い合いたい場合には人前式がぴったりです。

参列可能な人数で選ぶ

挙式スタイルや、挙式する場所によって参列できる人数は異なります。そのため、参列してほしい人数を基準にして、挙式スタイルを選ぶ方法もあります。
親族だけでなく友人・同僚など、多くのゲストを招いた挙式を行いたいなら、教会式や人前式がおすすめです。なお、親族のみの挙式は、どの挙式スタイルでも叶いやすいでしょう。

オリジナリティで選ぶ

挙式にオリジナリティを求めるかどうかでも選び方は変わります。教会式、神前式、仏前式は、挙式の一連の流れがある程度決まっているため、伝統的な形に則った挙式を行いたいカップルにおすすめです。
オリジナリティを出したいなら、自由度の高い人前式が良いでしょう。自由な演出ができるので、他と被らない自分達だけの挙式を行えます。

人気の高いスタイルを選ぶ

どうしても挙式スタイルを決められない場合は、人気の高い挙式スタイルを選んではいかがでしょうか。最も人気があるのは教会式で、全体の約半数を占める45.9%のカップルが選択しています。次いで、人前式(35.4%)、神前式(17.0%)、仏前式(0.3%)の順に人気です。
※出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」調べ
1番人気の教会式は、ウエディングドレスやバージンロード、外国風のチャペルなど、ロマンティックな雰囲気に憧れを抱く花嫁から支持されています。人前式は型にはまらない自由度の高さが人気で、選択するカップルが近年増加傾向にあります。

挙式だけ行う場合のチェックポイント

挙式と披露宴は必ずしもセットにする必要はないので、カップルによっては挙式のみを行うケースもあります。最後に挙式のみを行う場合によくある疑問とその答えを紹介します。

親族以外のゲストの参列は可能?

挙式のみを実施する場合でも親族以外のゲスト(友人や同僚など)を呼ぶことは可能です。ただし、挙式スタイルによっては場所の収容人数によって参列可能な人数が制限されてしまうことも。参列してほしいゲストの人数が決まっている場合には、人数に合わせた挙式会場を選びましょう。

招待状は送るべき?

挙式のみの場合でも、感謝の気持ちを込めて招待状を送ると丁寧な印象になるため、送ることをおすすめします。その際、披露宴を行わない旨を書き添えることを忘れないようにしましょう。

もし、招待状を送らずに、電話や手紙で出席をお願いしたり、さらに簡略化してメールやLINEなどで挙式への参列をお願いをする場合には、挙式日時や会場場所、服装の指定などの必要事項の明記を忘れないようにして下さい。

ご祝儀はどう対応する?

挙式だけ行う結婚式の所要時間は、おおむね30分、長くても1時間ほどです。挙式のために服装などの用意をし、交通費をかけて出席してくれたゲストからご祝儀をいただくのは心苦しいもの。そのため、挙式のみの場合はご祝儀を辞退するのが一般的です。
ゲストの手間を省くためにも、前もって招待状に「お心遣いは辞退申し上げます」などの文言を添えましょう。ただし、それでもご祝儀を持ってきてくれる人もいます。固辞するのが失礼に当たることもあるので、いただいた場合は後日内祝いなどをお返しするのが良いでしょう。

引出物は用意する?

挙式のみの場合は、基本的に引出物は用意しません。参列してくれたことへの感謝の気持ちを伝えたいなら、プチギフトなどのささやかな贈り物を用意するのがおすすめです。挙式の後、親族のみの会食などを行う場合には、ご祝儀をいただく可能性が高いため、会食参加者には引出物を用意すると良いでしょう。

挙式スタイルの特徴を理解して、自分達らしい挙式を選ぼう

挙式のスタイルはさまざまで、それぞれに特徴があります。各スタイルの特徴をしっかり理解することで、自分達の理想の挙式がどのようなスタイルなのか、より具体的にイメージできるでしょう。ぜひこの記事を参考にしながら、挙式スタイルをふたりで話し合って決めてくださいね。
アルカンシエルの結婚式場では、「教会式・人前式」が叶います。また、和装のご用意もございますので、披露宴で和装をお楽しみいただくことも可能です。その他、「水合わせの儀」や「折鶴シャワー」など、和の演出を取り入れるご相談にも乗っておりますので、ぜひ、お近くの式場にお問い合わせください!

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