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式場選び・ブライダルフェア

2021.12.14

神前式とは?特徴と由来

神前式は、日本特有の挙式スタイルです。最初に、神前式とはどのような結婚式であるのか、その特徴と神前式の由来や歴史についても押さえていきましょう。

神前式の特徴

神前式とは、神様の前で結婚の誓いを立てる挙式のこと。神社やホテル、結婚式場に設けられた神殿で行われ、神前式ならではの儀式があるのが特徴です。神前式は家同士を結ぶ意味合いがある儀式のため、かつては親族だけを集めて行われるのが一般的でした。しかし最近では、友人を招くスタイルも増えているようです。

神前式の由来・歴史

起源は1900年にまで遡ります。当時行われた大正天皇のご成婚が神前式のもとと言われており、これをきっかけに全国的に現在の形式の神前式が広まりました。それまでは、新郎側の家に身内が集まり、祀ってある神様の前で結婚式を行う、というスタイルだったようです。

神前式の魅力

神前式が安定して人気なのは、さまざまな魅力があるから。ここでは、神前式ならではの魅力について解説します。

厳かな雰囲気の中で挙式を行える

日本の伝統的なスタイルである神前式には、厳かで凛とした空気が漂います。良い緊張感を持って挙式に臨むことができ、より結婚するのだということを実感できるのではないでしょうか。また、親や年配の親族にも受け入れられやすいスタイルである点も魅力的です。

家・人同士のつながりを意識できる

神前式は、2つの家が結びつくという意味合いが込められています。そのため、儀式を通して家同士・人同士のつながりをより感じられるはずです。

日本の伝統文化を感じられる

日本独自の挙式であることから、挙式そのものからはもちろん、和装の衣裳からも日本らしさ・伝統を感じられます。神社や神殿で行うことで、和装の美しさがより映えるでしょう。

神前式の基本的な流れと内容

ここでは、基本的な神前式の流れとその内容について紹介します。神前式では数種類の儀式が行われるため、所要時間は30~40分となります。ただし、儀式の流れは神社や会場などによっても異なるので、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

①参進の儀(さんしんのぎ)

斎主や巫女の先導により、新郎新婦・親・親族らが本殿に向かうこと。別名・花嫁行列とも言われています。バックには雅楽の演奏が流れ、これが儀式の始まりを表しています。

②入場

新郎新婦・媒酌人(仲人)・親・親族の順で神殿に入場します。神前に向かって右側が新郎側、左側が新婦側の場所です。

③修祓(しゅうばつ)

まず斎主が祓詞(はらいことば)を述べたら、それに続き全員がお祓いを受け、挙式前にけがれや災いを清めます。この際は、全身起立して少し頭を下げます。

④祝詞奏上(のりとそうじょう)

斎主が神に対して伝える言葉のことです。ふたりの結婚を神様に報告し、末永い幸せを祈ります。

⑤三々九度の盃(さんさんくどのはい)

新郎新婦が、大きさの異なる大中小3つの盃でお神酒を飲みます。盃の大きさごとに、新郎新婦が交互に三口ずつ飲むのが決まりです。ただし、お酒が飲めなければ、盃に口をつけるだけでも構いません。
盃の大きさ 盃の意味 飲む順番
未来を表す。両家が穏やかに過ごせること、子孫の繁栄を意味する。 新郎→新婦→新郎
現在を表す。ふたりでこれから一緒に生きていくという意味。 新婦→新郎→新婦
過去を表す。ふたりが巡り合えたことに感謝するという意味。 新郎→新婦→新郎

⑥神楽奉納(かぐらほうのう)

雅楽に合わせて行われる巫女の舞のこと。ふたりの門出を祝福するために行われる儀式です。ただし、神社によっては行わないところもあります。

⑦誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が神に向けて、夫婦になるにあたっての誓いの言葉を読み上げます。

⑧玉串拝礼(たまぐしはいれい)

新郎新婦が神前に玉串を捧げます。玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)をつけた、神と人とを結びつけるもの。玉串は自分自身を指しており、玉串を捧げるということは「自分を神に捧げること」を意味します。新郎新婦、媒酌人(仲人)、両家の代表の順に行われます。

⑨指輪の交換

新郎新婦による結婚指輪の交換です。1955年ごろから神前式にもこの儀式が取り入れられるようになり、今では一般的な儀式となりました。

⑩親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)

親・親族が順番でお神酒を飲みます。起立して三口で飲み干すのが決まりです。

⑪斎主(さいしゅ)挨拶

斎主が、結婚の儀式が無事終えられたことを神様に報告します。

⑫退場

参列者全員が神殿から退場。斎主・新郎新婦・媒酌人(仲人)・親・親族の順で退場します。

神前式で着用する衣裳

美しい和装姿も神前式における魅力の1つです。ここでは、神前式で新郎新婦が着用する衣裳について解説します。

【新婦】白無垢が主流

神前式においては、白無垢が圧倒的人気を誇ります。白無垢は、婚礼衣裳の中では最も格式が高いもの。特に、頭に着ける綿帽子は白無垢だけに合わせられるもので、これも白無垢が衣裳として選ばれる理由の1つです。
もし、華やかさや豪華さを出したければ、白無垢と同格の正礼装として着ることができる「色打掛」を選んでも良いでしょう。その他、袖を引きずる大振袖が特徴の「引き振袖」を選ぶ人もいるようです。

【新郎】五つ紋付き袴羽織

神前式における新郎側の衣裳は、五つ紋付き袴羽織の一択です。最も格式の高い衣裳で、黒の羽織に黒の縞模様の柄か茶色の袴を合わせます。白・グレーなどの袴羽織もありますが、これらは色紋付とされ略礼装なので、神前式には適しません。色紋付を着たければ、神前式ではなく披露宴などに取り入れましょう。

神前式の招待状を書くときのポイント

神前式は家と家とを結ぶ儀式、というイメージがあるため、中には参列して良いか迷ってしまう人もいます。特に親族以外(友人など)のゲストを招待する場合には、招待される側が迷わないよう、分かりやすい文面を心がけることが大切です。
招待状には、神前式であること・神前式から参列してもらいたいことを必ず書いてください。さらに、新郎新婦の親からも一言添えられていれば、より安心して神前式に参列できます。

神前式におすすめのプチギフト

ゲストに渡すプチギフトも和風のものを選べば、神前式の雰囲気ともぴったり。例えば、飴、金平糖、せんべい、米などの食べ物を選んでみてはいかがでしょうか。
プチギフトの種類 特徴・選び方のポイント
彩りが豊かなもの、和柄のものなどを選ぶ。
金平糖 カラフルで、見た目も華やか。
作るのに時間がかかることから、夫婦円満を意味するとも。
せんべい メッセージが書かれたもの、カラフルなあられなどが人気。
誰にでも喜んでもらえる。
1合くらいの小さめサイズがおすすめ。
饅頭や練り物などの生菓子をプチギフトに選ぶ際は、賞味期限にも気を配りましょう。

神前式の魅力や内容を理解し、和婚を検討しよう

神前式は、厳かな雰囲気の中で行われる日本特有の挙式。伝統文化を感じられるだけでなく、和装による美しい花嫁姿も叶います。神前式で行われる儀式一つ一つの内容や意味合いについて理解し、挙式スタイルの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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